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Columnコラム

子どもが虫歯になる「3つの原因と対策」

2023.02.17

子どもに毎日ちゃんと歯磨きをさせているのに、虫歯ができてしまった。
または、虫歯ができやすいと言われたことはありませんか?
そこで今回はお子さまが虫歯になる「3つの原因と対策」をご紹介いたします。
子供に虫歯を説明する歯科医師

子どもが虫歯になりやすい3つの原因

1.親から子に虫歯菌が感染してしまう

虫歯菌の数は個人差があり違いがありますが、産まれてきた赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌はいません。
虫歯菌のミュータンス菌は親や祖父母から感染します。
離乳食が始まると、お母さんお父さん(祖父母)がご自分のスプーンや箸で食べさせたり、スキンシップ、熱いものをフーフーと息をかけて冷ますことで、唾液を介して虫歯菌が感染してしまいます。
特に乳臼歯が生えてくる生後1年半から2年半は、食べられるものが増え、感染しやすい時期と言われています。
この時期に虫歯菌の感染が少なかった子は、虫歯になりにくいです。

2.歯磨きがきちんとできていない

きちんと磨いているはずなのに、虫歯があるなんてショック。なんて方は沢山いるかと思います。
ですが、磨いていると磨けているは、大きく異なります。 虫歯になりやすい場所は、奥歯・歯と歯茎の境目・歯間です。
意識してブラッシングしないとプラークが取れない箇所です。 歯が生え始めたら、ガーゼや綿棒でお口の中に物が入るのを慣れさせることが重要です。
小学生4.5年生くらいまでは、お子様にまかせず、少なくとも夜寝る前は膝の上に横にさせて、上記の部位を仕上げ磨きの習慣づけしましょう。
奥歯は歯と歯がくっついているため、歯ブラシだけではプラークは取れません。そのため、フロスを使いましょう。

3.ダラダラ食べや間食をする

砂糖をはじめとする糖質は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌が歯を溶かす酸を作るための材料です。
この酸が、歯のカルシウムやリンを溶かします。状態が続くと穴があき虫歯になります。
しかし、お口の中には唾液が存在しており、唾液は酸を中和し脱灰された歯を修復する、再石灰化という役割をします。
同じ糖質の量でも、一度に摂取するより、ダラダラ食べをする方が虫歯になりやすく、
唾液が脱灰した歯を再石灰化しようとしているのに、また脱灰が続いてしまうのです。

このように虫歯の原因になりやすいのは、糖質の量よりも摂取する頻度です。
アメやガム、グミなど、長い時間かけて食べるお菓子は、虫歯のリスクが高まります。 
胃が小さく一回の食事量の少ない幼児期は、食事以外の時間におやつを摂取し一日の栄養素を補う必要があり、
お菓子やジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料には砂糖がたくさん入っていますので、
できれば、果物やイモ類などを工夫しておやつにしてあげることをおすすめいたします。
おやつは毎日決まった時間に、決めた量だけ摂取するようにしましょう。
小児歯科

まとめ

虫歯菌の数を減らす、歯の質を虫歯にならないように強くする、歯磨きができていないところをしっかり磨けるようにする、
間食を見直す、ことができれば虫歯を予防することが可能です。
1歳半から2歳半にかけての大事な時期に、身近なお母さんお父さんや祖父母がご自身の虫歯治療をきちんと行い、
ブラッシングにてプラークを除去して虫歯菌の数を減らして、感染のリスクを下げることが大事です。
歯の質を虫歯にならないように強くするために、フッ素入りの歯磨き粉を使用したり、フッ素洗口液でのうがいなどがおすすめです。
歯をうまく磨けていないところをチェックできる染めだし液を活用することも有効です。 

宇部市の【あおき歯科クリニック】では、お口の中の健康と保つための基本である、歯質強化、歯磨き、正しい食生活の指導を行っています。
お子さまの年齢に合った、虫歯予防の方法や歯ブラシの方法は、歯科医院でないとわかりません。
フッ素を取り込みやすい乳歯や生えたばかりの永久歯は、
歯科医院でしか塗れない濃度の高いフッ素塗布やシーラントを、3~4ヵ月に一度のペースでしてあげるのが良いです。
年齢に合った歯ブラシのやり方、磨けるようになっているかチェック、食生活の指導をかかりつけの歯医者で継続的に診てもらうことが大切です。

子どものお口を健康に保つために、ご家族みなさんでお越しください。
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