こんにちは!
山口県宇部市にある歯医者「あおき歯科クリニック」です。
近年、セラミックの歯は見た目の美しさや耐久性の高さから多くの方に選ばれています。しかし、どれほど丈夫なセラミックでも、何らかの原因で割れてしまうことがあります。
とくに、硬い食べ物を噛んだときや、歯ぎしりの習慣がある場合には、セラミックが欠けたりヒビが入ったりするリスクが高くなります。
本記事では、セラミックが割れる主な原因と、その予防法や万が一割れてしまった際の応急処置についてお伝えします。
セラミックが割れないための対処法について

セラミックの歯を長く保つためには、日々のケアや適切な対策が重要です。強度の高いセラミックでも、誤った使い方や不適切なケアを続けると、寿命が短くなってしまいます。以下のポイントを意識し、セラミックの歯をできるだけ長持ちさせるようにしましょう。
耐久性の高い素材を選ぶ
セラミックにはさまざまな種類があり、強度の高いジルコニアセラミックを選ぶことで、割れにくくすることが可能です。ジルコニアは金属よりも硬く、耐久性が高いため、とくに奥歯の補綴(ほてつ)に適しています。また、ガラス系セラミックと比べて欠けにくいため、強い噛む力がかかる部分におすすめです。
素材選びの際は、噛み合わせや歯の位置を考慮し、歯科医師と相談しながら決めることが重要です。適切な素材を選ぶことで、セラミックの寿命を大幅に延ばすことができます。
歯ぎしりや歯の食いしばりの対策をする
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、セラミックに過剰な力が加わり、ヒビや破損の原因になります。寝ている間は無意識に強い力をかけてしまうため、ナイトガード(マウスピース)を装着することで、歯やセラミックにかかる負担を軽減できます。
また、ストレスが原因で食いしばりが強くなることもあるため、日常生活の中でリラックスする時間を作ることも大切です。歯ぎしりが気になる方は、早めに歯科医に相談し、適切な対策を取りましょう。
硬い食べ物に注意する
セラミックの歯は天然歯に近い強度を持っていますが、極端に硬い食べ物には弱い一面があります。氷を噛んだり、飴を直接噛み砕いたりすると、セラミックが欠けたり割れたりする可能性があります。
日常的に食べるものを意識し、セラミックの負担を減らすことが大切です。とくに前歯にセラミックを使用している場合は、硬い食べ物を前歯で噛まないように気をつけましょう。
かみ合わせ改善
セラミックの寿命を延ばすためには、定期的に噛み合わせのチェックを受けることが多雪です。噛み合わせが合っていないと、一部の歯に過度な負荷がかかり、セラミックが破損するリスクが高まります。
他の歯科治療を受けたあとや、加齢によって歯の位置が変わるなど、噛み合わせは日々変化します。噛み合わせが原因でセラミックが割れるのを防ぐためにも、歯科医院での定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。
定期的なメンテナンス
セラミックの歯を長持ちさせるためには、定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングが欠かせません。小さなヒビや摩耗を早期に発見し、適切な処置を受けることで、セラミックの寿命を延ばすことができます。
また、歯石やプラークが付着すると、セラミックの接着部分が弱くなり、外れやすくなることもあります。定期的なクリーニングを受け、セラミックの歯を常に良好な状態に保ちましょう。
セラミックが割れないように、日々のケアをしっかり行いましょう
セラミックの歯を長く健康に保つためには、適切なケアと定期的な歯科検診が欠かせません。セラミックは丈夫な素材ですが、日常のちょっとした習慣が寿命を大きく左右します。
硬い食べ物を避けることや、歯ぎしり対策をすることで、セラミックの持ちを良くし、美しい状態を長く保つことができます。またセラミックの歯は天然歯と異なり、再生能力はないので、一度ダメージを受けると元には戻りません。そのため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、噛み合わせやセラミックの状態をチェックしてもらうことが重要です。
さらに、セラミックの歯を長持ちさせるためには、毎日のセルフケアも大切です。適切な歯磨きを行い、フロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間の汚れをしっかり取り除きましょう。セラミック自体は虫歯にはなりませんが、接着部分にプラークがたまると、周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼすことがあります。
もしセラミックが割れてしまった場合は、慌てずに応急処置を行い、できるだけ早めに歯科医院を受診してください。破損の程度によっては修復が可能な場合もありますので、自己判断しないようにしましょう。
セラミックの歯は、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使用できます。美しい口元を保つためにも、日々の習慣を見直し、大切にケアしていきましょう。