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Columnコラム

口腔内スキャナー(IOS)とは?従来の型取りとの違いとメリットを解説

2025.10.10

歯の模型

こんにちは!山口県宇部市にある歯医者「あおき歯科クリニック」です。

皆様は、歯科医院での「型取り」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?
多くの患者さまにとって、あの粘土のような材料がお口いっぱいに広がり、数分間固まるのを待つ時間は、 決して快適なものではなかったと思います。
独特なにおいや味がしたり、「オエッ」と嘔吐反射が出てしまったり、歯科医院が少し苦手になる原因の一つでもあったかもしれません。

今回は、当院でも導入した口腔内スキャナー(IOS)について説明させていただきます。

従来の型取りとの違い、どんな治療で役立つのかを知ることで、型取りへの不安を減らし、安心して治療に進めるようになります。

スキャナーで行う歯の型取り(光学印象)とは?

歯の模型を持つ歯科衛生士

光学印象は、口腔内スキャナーで歯や歯ぐきの形を読み取り、型取りのデータを作る方法です。
粘土状の材料を使わないため、型取りがつらい方にも選ばれています。

粘土を使わず口の中をスキャンします

口腔内スキャナーは、小さなカメラで歯の表面を撮影しながら、口の中の形をデータとして取り込む機器です。
歯の周りをなぞるように撮影していくと、画面に歯並びが立体的に表示されます。
材料を口いっぱいに入れて固める必要がないため、型取りの場面で息苦しさを感じやすい方にも取り入れやすい方法です。

スキャンしたデータは詰め物・被せ物・矯正などに使用します

スキャンで作ったデータは、詰め物・被せ物の作製に使われます。
形を細かく確認できるため、仕上がりのイメージがつきやすい点も特徴です。
また、マウスピース矯正では、歯の動きを考えるための資料としてスキャンデータを活用します。
治療内容によって使い方は変わりますが、「型取りの情報をデータで残せる」ことが、さまざまな治療に役立っています。

従来の型取り(印象材)とスキャナー型取りの違い

従来の型取りとスキャナー型取りは、進め方や感じやすさが大きく変わります。
ここでは、患者さまが気になりやすいポイントを比べながらお伝えします。

方法の違い

従来の型取りは、印象材と呼ばれる粘土のような材料をトレーに盛り、口の中に入れて固まるのを待ちます。
固まった形をもとに、歯の模型を作っていく流れです。
一方、スキャナー型取りは、ペン型のカメラ(口腔内スキャナー)で口の中を撮影し、歯や歯ぐきの形を立体データとして取り込みます。
材料を口の中で固める工程がないため、進め方そのものが異なります。

不快感の違い

従来の型取りは、印象材を口の中に入れて固まるのを待つため、口を開けている時間が長くなりやすく、息苦しさを感じる方がいます。
材料が喉の方に広がると「オエッ」となってしまうこともあり、型取りの途中でつらさを感じやすくなります。
また、印象材には独特のにおいや味があり、それが苦手な方もいらっしゃいます。
スキャナー型取りは、粘土のような材料を口の中で固めないため、従来よりも楽に感じる方が多い方法です
においや味が気になりにくい点も特徴です。

時間の違い

従来の型取りは、材料を練って準備し、口の中で固まるまで数分待つ時間が必要です。
取り外した後も、形がきちんと出ているか確認し、必要があれば取り直します。
こうした工程が重なるため、型取りにかかる時間が長くなりやすい方法です。
スキャナー型取りは、スキャン自体は数十秒〜数分で終わることが多いのが特徴です。
撮影しながら画面で確認できるので、不足があればその場で追加撮影して整えられます。
工程がシンプルになる分、全体の所要時間が短くなることがあります。

精度の違い

従来の型取りは、材料の押され方や動き、固まるまでの間のわずかな変形が影響することがあります。
また、印象材に小さな気泡が入ったり、取り外す時に一部が欠けたりすると、細かな形が再現しにくくなることもあります。
型取り後は模型作りや技工所への受け渡しなど工程が続くため、取り扱いの状況によっては仕上がりに影響が出ることもあります。
スキャナー型取りは、画面で形を確認しながら進められるため、取り切れていない部分を見つけやすく、必要な箇所だけ追加で撮影できます。
データは物として変形しないため、受け渡しや保管の過程で形が変わりにくい点も特徴です。

衛生面の違い

従来の型取りは、印象材やトレーを使い、唾液が付いた状態で取り扱う工程があります。
院内では衛生管理を行ったうえで進めますが、材料を練る・盛る・口の中で固める・取り外すといった流れの中で、どうしても「材料を扱う」工程が発生します。
スキャナー型取りで使用するカメラの先端(チップ)は、交換するタイプや、滅菌処理を行って使うタイプがあり、当院でも衛生管理を徹底したうえで使用します。
材料を練る工程がないため、取り扱いがシンプルで分かりやすく、衛生面でも安心しやすい方法です。

確認のしやすさの違い

従来の型取りは、印象材を口の中で固めて取り出してから、形がきちんと取れているかを確認します。
つまり、型を取ってみないと成功したか分からない面があり、欠けや気泡、取り切れていない部分が見つかると、もう一度最初から取り直しになることがあります。
スキャナー型取りは、撮影しながら歯の形がパソコン画面にリアルタイムで表示されます。

口腔内スキャナーのメリット

メリット

口腔内スキャナーは、型取りの負担を減らしつつ、治療を進めやすくする点が特徴です。
患者さまが実感しやすいポイントをお伝えします。

型取りが苦手な方でも負担が少ない

印象材を口の中で固めないため、型取りの場面が苦手な方でも受けやすい方法です。
えずきやすい方や、におい・味が気になる方にも向いています。
口を開ける時間が必要な場面もあるため、当院では声かけをしながら進めます。

「その場で確認できる」ので撮り直しリスクを減らしやすい

撮影した内容がすぐ画面に映るため、足りない部分だけ追加で撮影して仕上げられます。
型取りをその場で完了させやすく、やり直しの負担を減らしやすい点がメリットです。

噛み合わせや形を見ながら説明を受けられる

スキャンしたデータは立体的に表示できるため、歯の形や治療範囲を一緒に見ながら説明を受けられます。
「どこをどう整えるのか」がイメージしやすく、治療内容を理解しやすくなります。

補綴物(詰め物・被せ物)の仕上がりが安定しやすい

詰め物や被せ物は、歯の形がきちんと取れているほど合わせやすくなります。
スキャンは画面で確認しながら進められるため、取り切れていない部分があればその場で追加撮影して補えます。
その結果、詰め物や被せ物が入りやすくなり、装着時の調整が少なく済むこともあります。

従来の型取りが必要になるケースもあります

型取りする範囲が広い場合や、歯ぐきの形を細かく写し取りたい場合は、従来の型取り(印象材)を選ぶことがあります。
また、唾液が多い・歯ぐきから出血しやすいなど、スキャンが安定しにくい条件が重なると、データが整いにくくなるため、印象材での型取りを選ぶ場合があります。
当院では、型取りの前にお口の状態を確認し、仕上がりと負担の少なさの両方を考えて、患者さまに合う方法をご提案します。

当院で使用する口腔内スキャナー

あおき歯科クリニックでは、3Shape社製の口腔内スキャナー「TRIOS 5(トリオス5)」を使用しています。
TRIOS 5は、1秒間に約2,000枚の画像を取り込みながら3Dモデルを作成でき、歯の形や境目まで細かく読み取りやすいのが特長です。
そのため、詰め物・被せ物を作るための情報がより明確になり、補綴物が合いやすく、装着時の調整が少なく済むことにもつながります。
また、スキャンデータは記録として残せるため、むし歯になりかけの小さな変化や歯の表面の状態を見比べやすくなります。
気になる部分がある場合は、画面を一緒に見ながら、必要な検査や治療の進め方をご案内します。

宇部市で歯の型取りに対する不安がある方は「あおき歯科クリニック」へ

口腔内スキャナー

型取りが苦手で歯科を後回しにしてしまう方は少なくありません。
あおき歯科クリニックでは、口腔内スキャナー(IOS)による型取りにも対応し、患者さまの負担を減らしながら治療を進められるよう配慮しています。
「過去の型取りがつらかった」「えずきやすくて心配」「できるだけ短い時間で終えたい」など、気になることがある方は、まずは当院へお声かけください。
お口の状態に合わせて進め方を工夫し、必要があれば従来の型取りも含めて、無理のない方法をご案内します。
当院ではWEB予約とお電話でご予約を承っております。宇部市で型取りに不安がある方は、あおき歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

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