宇部市にあるインプラント治療が行える歯医者【あおき歯科クリニック】です。今回はインプラント治療で使用される仮歯について説明します。
歯を失った際、インプラント治療は自然な噛み合わせや美しい笑顔を取り戻す方法として多くの方に選ばれていますが、その過程で仮歯を装着する必要があります。
なぜ仮歯が必要なのか、その役割や注意点についてご説明します。
インプラントの仮歯とは?
インプラント治療における仮歯は、顎の骨にインプラント体を埋入後、本来の人工歯が取り付けられるまでの期間に使用される一時的な歯のことです。
この期間は、インプラント体が顎の骨や周囲組織としっかりと結合するまでの時間をカバーし、患者様の噛み合わせや発音、そして見た目を補います。
インプラント治療中の仮歯の役割
見た目や発音の維持
人工歯を入れるまでの期間、歯を失ったままの状態では見た目が悪くなってしまいます。仮歯を入れることで歯の欠損を埋め、一時的な歯として機能します。
また、仮歯があることで発音にも影響を与えづらく、自信を持って会話をすることができます。
傷口の保護
インプラント体埋入手術後は歯ぐきに傷が生じます。この傷口は感染や炎症のリスクがあるため適切に保護する必要があります。
仮歯は傷口を覆い、外部からの刺激や菌の侵入を防ぐため、感染のリスクが軽減しインプラント体の結合がスムーズに進行します。
歯並びの歪みを防ぐ
歯を失った状態では、周囲の歯が空いたスペースに移動することで歯並びが歪んでしまう可能性があります。適切に仮歯を入れることで周囲の歯の位置や噛み合わせを維持することができます。
歯茎を安定させる
長期間にわたって入れ歯を使用していた方や歯が抜けたままだった方は、歯茎が変形していることがあります。このような場合は、人工歯を入れるまでの間に仮歯の形を少しずつ調整しながら口腔内を安定させる必要があります。
インプラントの仮歯が入っているときの注意点
硬い食べ物は避ける
仮歯は本来の人工歯よりも強度が弱いです。そのため、硬い食べ物(煎餅、硬いパン、ナッツなど)を噛むと仮歯が破損する可能性が高いです。
粘着力のある食べ物に気を付ける
粘着力のある食べ物(キャラメル、ガム、ソフトキャンディなど)は、仮歯が外れてしまう原因になります。粘着力のある食べ物には注意し、なるべく控えるよう心がけましょう。
仮歯が外れた時に放置しない
仮歯が外れてしまった場合、放置せずに必ずご相談ください。仮歯がないまま放置すると、周囲の歯が移動してかみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。
適切な歯磨きを行う
仮歯の周りを清潔に保つためにも歯磨きをしっかり行いましょう。仮歯自体は虫歯になりませんが、周囲組織には汚れや細菌が溜まっていきます。口腔内の衛生状態を維持することはインプラント治療の成功に必要不可欠です。
仮歯のまま治療をやめない
仮歯はあくまで、本来の人工歯を装着するまでの代用品です。仮歯が入っているからと言って治療を途中で中断しないようにしましょう。
インプラント治療において、仮歯は本来の人工歯が取り付けられるまでの期間に使用される一時的な歯です。その役割は大きく、患者様の外見、噛み合わせ、発音を維持することから始まり、傷口の保護、歯並びの歪み防止、顎骨と歯ぐきの安定化とさまざまです。
インプラントをお考えなら、宇部市の歯医者【あおき歯科クリニック】までご相談ください。当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせた治療計画を立て、リスクの最小化を目指します。
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