宇部市の矯正歯科【あおき歯科クリニック】です。
矯正歯科治療は歯が痛むというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?矯正歯科治療の痛みは「歯が動くとき」と「装置が口内に当たるとき」に主に起こります。そこで今回は、矯正歯科治療における痛みについて解説をさせて頂きます。
▼矯正歯科治療における歯の痛み
矯正歯科治療は痛いというイメージをお持ちの方が多いと思います。矯正歯科治療で痛みが起こるのは主に、「歯が動くとき」「ものを噛むとき」「矯正の装置が当たるとき」「歯茎に炎症が生じたとき」の4つです。この4つの痛みに関して以下で具体的に解説をさせて頂きます。
歯が動くときの痛み
矯正歯科治療において、歯が動くときに痛みが生じる主な原因は、歯周組織の炎症反応や骨組織の再構築によるものです。矯正治療中には、歯の位置を変えるために、力を加えることが必要です。この力によって、歯周組織に微小な損傷が生じ、炎症反応が起こります。また、骨組織は力が加わることで一時的に柔らかくなり、再構築を行うことで歯を新しい位置に安定的に保つように調整します。
このプロセスによって、歯が動くときに痛みが生じることがあります。しかし、痛みの程度は個人差があります。矯正治療に慣れている人は痛みを感じにくくなる場合があります。また、歯が動く速度や力のかけ方、歯の状態などによっても痛みの程度は変わります。
ものを噛むときの痛み
矯正歯科治療において、物を噛むときに痛みが生じる主な原因は、治療中の歯や矯正装置への圧力が原因であることが多いです。矯正治療中は、歯の位置を変えるために力をかける必要があります。そのため、矯正装置による圧力や、歯同士の接触によって、咬合時に痛みを感じることがあります。また、矯正治療中の歯や周囲の組織が炎症を起こし、痛みが生じることもあります。
装置が口内に当たる痛み
矯正歯科治療において、矯正装置が口の中に当たると痛みを感じることがあります。主な原因は、装置の接触部分に対して口の中の粘膜が慣れていないため、または装置の角やエッジが粘膜に刺激を与えるためです。
矯正装置による痛みは、初期段階で強く感じることがありますが、徐々に慣れていきます。また、矯正装置による口内の損傷を防ぐために、矯正装置の取り付け時や調整時には注意が必要です。特に、装置の角やエッジが粘膜に当たる場合は、削るなどの処置を行うことがあります。
歯茎に炎症が生じたとき
矯正歯科治療において、歯茎に炎症が生じると痛みを感じることがあります。主な原因は、歯の移動によって歯茎が引っ張られたり、圧迫されたりして炎症が生じることが挙げられます。歯茎に炎症が生じると、腫れたり赤くなったり、痛みや違和感を感じたりすることがあります。
歯の移動によって歯茎に負担がかかり、それによって炎症が生じることが多いです。また、歯ブラシやフロスなどの清掃によって歯茎が傷つけられることも炎症の原因になる場合があります。
▼矯正治療中に痛みが出た時の対処法は?
上記で矯正歯科治療中の痛みの種類について詳しく解説をさせて頂きました。では、矯正歯科治療中に痛みが出た場合はどのように対処するべきなのでしょうか?
痛み止めを使用する
市販の鎮痛剤を使用することで、一時的に痛みを和らげることができます。ただし、医師や歯科医師に相談してから使用するようにしましょう。
氷を当てる
氷を口の外側に当てることで、腫れや痛みを軽減することができます。
柔らかい食べ物を食べる
硬い食べ物を避け、柔らかい食べ物を食べるようにしましょう。また、熱い飲み物や冷たい飲み物を避けることも大切です。
歯ブラシやフロスを優しく使う
歯磨きやフロスの際に、歯や歯茎を優しく扱うようにしましょう。力を入れすぎると、痛みや炎症を引き起こすことがあります。
ワックスを使う
歯科矯正用のワックスを使用して、ワックスがクッションとなり器具が口内の粘膜を刺激することを防ぎます。
歯科医師に相談する
痛みが強く続く場合や、腫れや熱感などの症状がある場合は、歯科医師に相談して適切な治療を受けることが必要です。 以上の対処法を行い、痛みを軽減することができます。しかし、痛みが続く場合や、何か異常を感じた場合は、早めに歯科医師に相談することが大切です。
▼まとめ
矯正歯科治療中は歯を動かしますので、その痛みや、ワイヤー器具による痛みがどうしても生じます。しかし、痛みの種類別にそれぞれ対処法はございますので、ここで解説をさせて頂いた内容を実践してみてください。また、どうしても痛みが我慢できないという方に関しては、担当の歯科医師にご相談頂き、経過を診てもらうようにしましょう。
宇部市で矯正歯科治療をお考えの際は【あおき歯科クリニック】までご相談ください。
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